オンライン塾の効果的な使い方

そもそもオンライン塾は、近年出てきた新しい形の教育システムですので、あまり皆さん、なじみがないと思います。
ここでは、最近のオンライン系の教育システムと効果的なフォーサイトオンラインの使い方をご紹介します。

様々なオンライン系教育システムについて

最近多くなったオンライン系の教育システムには、大きく分けて

●映像系
●管理系
●双方向系

の3つがあります。

映像系ですと、リクルートさんが運営している「スタディ・サプリ」が有名です。
大学受験でも映像だけなら980円/月と安価なことも特徴です。(サポート付きは、9,800円/月)
ベネッセさんの進研ゼミなども、今では授業を映像で配信しています。
映像の作りは、大手である東進さんや、マナビスさんと異なり、1本、1本が短いのが特徴です。
東進さんとマナビスさんは、カリキュラムに沿って映像を作っているため、1本が45分~90分程度になります。
一方、スタディ・サプリさんの映像は、問題や定理などそれぞれ細かいテーマを持って作っているため、時間は短くなります。ただし、その分、本数は多くなります。(約4万本)

最近は、YouTubeなどに無料で様々な動画をアップしている先生も多く、それを使って学習している人もいます。
私たちの塾では、基本は、書物から知識を得ることとしてますので、映像は使用しませんが、理解するのに、一部、映像を使うというのは、良いと思います。(ただし、映像だけでは、受け身学習なのでその後、もう1度、自分の力で同じ問題、似たような問題にあたることが大切ですね。)

次に管理系です。

これは、スタディ・プラスが有名です。tyottoというのもあるようですね。どちらも管理系ですので学習塾に入れています。
基本的な使い方は、自分の勉強した参考書や映像などを管理するというものです。どこまでやったか?ということをアプリに管理させて、全国の同じアプリを持っている生徒との競争を促すような仕組みになっているようです。また様々な参考書の読み放題サービスも別途ついています。
 
個人的には、自主管理出来る生徒には不要なものと思っていますが、これが受ける時代になったということは「自己管理出来ない受験生」が増えているということでしょうね。

最後に双方向系です。

これは、分からない問題をすぐに聞けるようなサービスもあれば、私どものようなカリキュラムを持って指導するタイプのものもあります。多くは、ZOOMやSKypeで指導しているようです。この場合は、先生、生徒と時間の都合を合わせる必要があります。(他の2つのタイプは、時間に束縛されません。)また、先生との相性もあるでしょうし、リアルな塾と違って、ちょっとここで質問ということが、出来ないことも出てくるでしょう。フォーサイトは、そのため2つのコースを持っていますが、多くの生徒さんは、マンツーマンを選びますので、そうすると、競争がなくなり、自分の認識や、理解度不足をチェックし難くなっていきます。

このようにそれぞれ特徴があり、当然ながら一長一短があります。
そこを効果的な使い方をするには、まず、これらの特徴を理解しておくことが大切です。

オンライン塾の効果的な使い方

まず先程書いたように3つのタイプのどれを使うかにも変わりますが、管理系は、学習塾内でのサービスとなるため、各塾の指示に従って使用してください。

映像に関しては、とにかく「受け身」学習にならないように注意して下さい。ぼう~とTVを見てるだけで分かることはありません。どの映像の先生もしっかりと授業をされてますが、一度で理解出来ないなら、もう一度見ると、とにかく理解するのだ!という意識を持って主体的に取り組んで下さい。その上で、様々な問題集にあたり、理解したことが使えるかどうかの確認をする。この繰り返しだけで成績は伸びていくと思います。(東進さん、マナビスさんなどは、各塾の指導に従えは大丈夫だと思います。)

双方向系に関して言えば、まず、

●分からないところをピンポイントで知りたいのか?
●科目、単元など一定のまとまりをカリキュラムを持って習いたいのか?

で使い方が変わってきます。マナボーさんなどは、前者に特化しており、1問数百円から指導してくれます。
これは、難関大にも対応しており、多くの有名大学生が指導にあたっています。
一方、科目、単元レベルでのまとまった指導は、フォーサイトオンラインなどが得意としています。
特に地方の生徒さんで難関大を受験する際に、「物理を微積で教えて欲しい」「外大の英語だけチェックして欲しい」などの要望に今まで答えてきています。(大学院入試、高専からの編入など、一般の塾で出来ない部分も指導します。)
そのため今、行っている塾にプラスアルファとして使用する生徒さんが多いようです。(特に大学受験生)

どうしても、この科目、この単元をこのレベルまで引き上げたいというニーズであれば、カリキュラムを多数持っているオンライン塾が便利です。